豺狼の介護生活と対策等

母の介護と豺狼の日々

介護認定 (認定されない訳)

 介護認定を貰うには、医者(主治医)の診断書と必要な書類が提出されてから一時審査で役所から調査員が派遣され、その調査報告を月2・3回行われる審査員数名が集った際に書類上で審査し、そこを通過しなければ認定は貰えません。


 後で知りましたが、不正に認定を受ける人が後を絶たない為調査員が申請者の声を嘘と判断し、その場の一時的動作でのみ判断する傾向が強くなり、歩いたり喋ったりするのに問題ない人は問題なしと判断される為、私の父と母のように文字がかきにくかったり耳が聞こえなかったり日によって起き上がれなかったり(調査時に起き上がれたら出来るものと判断される)普段病院に通っていない(調子が悪くても病院に行かないので体調にばらつきがある)場合、審査時調子が良ければ問題なしと判断されるそうです。
 我が家のように「今はええけど夜になったらよく転倒している、朝抱えて起こさんと起き上がれない」と訴えても、【今】そうなっていない時点で調査員からすればその声は嘘と判断されるのだと思います。怪我してもかすり傷程度でも病院に行かないなら証明も出来ないので尚更嘘と判断されます。
 家族の者が必死に訴える姿も調査員にとっては「そんな大げさな・・・(これは嘘だな)」と思われる原因なのだと思います。


 その為、我が家のように認定が貰えず支援もされず、誰かが付きっきりで介護して疲れ果てるという二次災害?父が倒れ私が度々会社を休まねばならずまた会社クビになったので3次災害?になっている事例が数多くおあるのではないかと思います。


 実際、ペースメーカーを付けた車いすの方でも要介護ではなく支援1という最低ランクの認定しか貰えない人(仕事で伺った家で家族の方に聞いた)や、耳が全く聞こえずおばあさんがお爺さんの世話をしている人(買い物で見かけて声をかけてみた)はどちらも認定が無かったりと、世の中介護保険だけ払っている介護の必要な人が多く、仕事で出会った「わし要支援2なんや」と言いながら仕事しているおっさんが認定貰える(実際は役場の人間のツテを使ったと喜々として語っていた)のが現実みたいです。
 所詮は【お役所様】なのです。マニュアル以外の事はしないし【お役所様】なので他人が困ろうが関係ないのです。(当たり前ですけどね^^;)


 こう言った事から、母の一回目の審査・父の二度の審査で認定を受けれなかったのは父や母の声や私の声だけ(家族だけの立ち合い)では認定は貰えにくいという現実を私が知らなかった為だと思います。


 結論を言うと、介護認定を貰えるかどうかは【運】要素が強く、少しでも認定される確率を上げる為に、審査の際は家族の現状をしる統括センターの方かデイサービス等介護に関わっている人に立ち合いを求めた方が良いと思います。