豺狼の介護生活と対策等

母の介護と豺狼の日々

自分と向き合う


 去年10月に母の容体が安定していたので派遣を辞めて心機一転し再就職を経て正社員になりました。


 ですが現実を再認識させられ、自分の心と改めて向き合う為に会社を辞める覚悟をしました。


 今の私にあるのは不安と恐怖。
 どう足掻いても悪い様にしか想像できず、それを察した職場の人が離れていき孤立という悪循環が続いており、改めて自分の心理状態が職場に適合していない、いや、自分の心理状態が正常ではなく、このままでは自分だけでなく会社に悪影響を及ぼしかねないと判断しました。


 長い事介護と派遣を繰り返しているうちに周囲が見えなくなっていたようです。
 周囲が見えないという事は自分を中心に考えてしまい、周囲の意見を受け入れない自己中心的な考え方になってしまっていたという事です。
 更に悪い事に、相手を思いやる、相手の気持ちを察して行動するという事が出来なくなっていたという事にも気づきました。
 ですが時すでに遅く、私の周りに人は寄り付かなくなっていました。
 この時の自分は「ああ、僕は嫌われているんだ」と思うようになっており、更に人とのの距離が離れていっていました。
 要は悪循環が始まっていたのです。


 原因はいくつかありますが、そもそも自分が変わらないとなにも始められないと思っています。


 ではどうやって自分を変えるかですが、まずは環境を変え、付き合う人を変え、1からではなく0から自分をさらけ出す事から始めようと思います。


 去年末に母が施設に入り、手がかからなくなって以来自分というものが無い事に気づき、こういった心理に陥ったのだろうと自負はしています。
 これまでは不満や愚痴が多く、それに向き合いながら生きてきましたが、いざそれがなくなると自分というものが何も無いという虚無感や周囲を気にして些細な事で不安になり悪い様にしか考えなくなるという鬱状態なのだと思います。


 思えば面接の時から兆候はあったのです。
 それすら気づかなかったほど自分がダメになっていたという事です。
 面接官もその辺を見ていてさりげなく諭していたのに私はその空気すら読めなくなっていたという事です。


 あと1か月半ほどですが、早い段階で辞めれるよう話をしようと思います。
 この話しかける事すら今の私には辛いです。
 ですが自分で招いた事なので結果はどうなろうととにかく行動していこうと思います。